スマホの方へ;PDFでご覧になれます。


★この絵本は、差別をテーマとする絵本集の1作品です。
水と洗剤
コップの絵(イラスト)
東郷 潤
〔ふりがな〕
みず と せんざい     とうごう じゅん

1/8



〔解説〕水と洗剤;差別に関する絵本集

 差別に関する絵本集の二番目の作品です。
 この絵本でもまだ、差別という言葉は出てきません。これもまた序論としてお考え下さい。 序論ではありますがこの絵本では、実はこの平和の絵本集全体に通じる、大変に重要なテーマを描いています。
 さて読者の方はこの絵本集で、繰り返し「錯覚」に関して描いていることに、お気づきかと存じます。 それは決して「錯覚することは悪い」といった道徳/価値観の押し付けを意図したものではありません。 錯覚をするということは、言葉を変えて言えば、認識を間違えるということに他なりません。 認識を間違えたなら、望むものを手に入れることはとても難しくなるでしょう。 それは善だ/悪だということではなく、ごく単純な自然の摂理に過ぎません。
 もう長く人類は、望むもの(平和なり夢なり調和なり幸福なり)を手に入れることが出来ず、 望まないもの(テロなり戦争なり貧困なり虐待なり)ばかりを手に入れています。 それは認識を間違えているからではないでしょうか。
 この絵本集で繰り返し錯覚の心理について取り上げているのは、 我々人類が望むものを手に入れることを筆者もまた切実に望んでいるからに他なりません。


⇒絵本「水と洗剤」のPDFファイルへ   
⇒Water and Detergent(「水と洗剤」英語版)