その後、彼はいつもお祈りをするようになりました。お祈りをしている間は、神様のことしか見えません。だからその間は、恐ろしい幻覚を見ることは有りません。
祈りに没頭し、殺した人々を忘れようとする農場主の絵です。
でも、悪夢を止めることは出来ませんでした。―眠る事が怖くて寝不足が続き、少しずつ頭がおかしくなってきました。

〔ふりがな〕
そのご、かれは いつもおいのりを するようになりました。おいのりを しているあいだは、かみさまのことしか みえません。だからそのあいだは、 おそろしいげんかくを みることはありません。 でも、あくむを とめることはできませんでした。―ねむることがこわくて ねぶそくがつづき、すこしずつ あたまが おかしくなってきました。

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