「いいか、よく聞きなさい。こいつらは劣等民族だ。いずれ滅びさることがきまっているんだ。我々、ダイヤの触覚を持つ進化した人間が、全てを支配するんだ。それは、神様の明白な意志なんだよ! この世は弱肉強食なんだから!」
「はい、パパ!」
「こいつらと仲良くするということは進化に逆行する、悪いことなんだよ」
「はい、パパ!」
「我々は、正義のために、劣等民族と戦わなければいけないんだよ」
「はい、パパ」
人種差別を娘に教える兵士。それを見つめる先住民の子供達。

〔ふりがな〕
「いいか、よくききなさい。 こいつらはれっとうみんぞくだ。いずれ ほろびさることが きまっているんだ。われわれ、だいやのしょっかくを もつ しんかした にんげんが、すべてを しはいするんだ。それは、かみさまの めいはくないし なんだよ! このよは じゃくにくきょうしょく なんだから!」 「はい、ぱぱ!」 「こいつら となかよくするということは しんかにぎゃっこうする、わるいことなんだよ」 「はい、ぱぱ!」 「われわれは、せいぎのために、れっとうみんぞくと たたかわなければ いけないんだよ」 「はい、ぱぱ」

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