一方で何らかの理由で、その読者は筆者への攻撃を我慢するかも知れない。つまり、筆者という悪人が存在するのに攻撃しないということだ。
 この場合、その読者は深刻なジレンマに陥る可能性がある。

地獄へ落ちるという心理の図

 自分が地獄へ行く危険を冒してまで筆者の身の安全を優先するか、それとも(多くの国に共通する暴力禁止の)法律を犯してまで筆者を攻撃するか。…これは深刻な葛藤となるだろう。
 深刻な葛藤は、心の健康を破壊するかも知れない。
 むろん筆者は殺されたくはないし、かといって殺人を我慢させることで、一部読者の心の健康を破壊したくも無い。

 地獄から発生した、思考パターンの危険がお分かりいただけただろうか? 

 ここでは本書を例に取ったが、地獄の恐怖は上記の思考パターンをたどることで、様々な局面で容易に人を凶暴化させる/もしくは人の心を破壊する、と想像することが出来る。

P.21

表紙 1 2 3 4 5 6 7 8 91011121314151617181920212223242526272829303132333435

ご注文