スマホ用絵本「宇宙の異教徒」」:差別に関する絵本集

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和を地球へ-癒しの絵本で愛と平和を世界へ

贈る癒しの絵本で和を地球へ。世界へ愛と平和を
宇宙の異教徒
異星の魔女の絵(イラスト)
東郷 潤

〔ふりがな〕
うちゅうのいきょうと     とうごう じゅん
P.1

遠い宇宙のある星の物語です。
宇宙の絵(イラスト)

〔ふりがな〕
とおいうちゅうのあるほしのものがたりです。
P.2

この星では、子供たちに次のように教えています。
黒板で先生が教えているという絵(イラスト)


〔注〕この異星に関する情報は間違っているものとします。
〔ふりがな〕
このほしでは、こどもたちにつぎのようにおしえています。 わたしたちがすむほしは、たいらです。
P.3

教室の絵(イラスト)
教わったことを子供達が信じるのは、当たり前ですね。

〔ふりがな〕
こないだ、ぼくたちのいるほしのかたちが、きゅうだっていうやつがいたよ。  きゅうだったらおっこちちゃうじゃん。ばっかみたい。  おそわったことをこどもたちがしんじるのは、あたりまえですね。
P.4

さてこの星では、子供たちに次のようにも教えています。
男尊女卑の教えの絵(イラスト)


〔注〕異星人の男女に関する、この情報は全て間違っているものとします。 なおこれは地球人の男女とは無関係です。
〔ふりがな〕
さてこのほしでは、こどもたちに つぎのようにも おしえています。  おんなのかちは おとこのはんぶん  おんなは おとこのうでから つくられた  おんなは うまれつき おとこにしたがう 
P.5

男が女に命令している絵(イラスト)
こんな教育を受けて育った人々が、女性を男性よりも劣っていると認識するのは、当たり前ですね。 それは彼らが悪人だからではありません。

〔注〕地球における男尊女卑の善悪について、一切、主張するものではありません。当然、以下のような教えとは無関係です。
●三従 女性は、生家では父に従い、嫁しては夫に従い、夫の死後は子に従うということ。仏教や儒教による教え。 ⇒三省堂 大辞林 ●五障 五障(ごしょう)とは、ブッダ入滅後かなり後代になって、一部の仏教宗派に取り入れられた考えで、女性が持つとされた五つの障害のこと。 ⇒ウィキペディア

 次の聖書の記述とも無関係です。
●女は会衆の中では黙っていなさい。(一コリ14:34)  ●人から取ったあばら骨をひとりの女に造り上げ(創世記2:22)  ●男なら、その評価は聖所のシェケルで銀五十シェケル。女ならその評価は三十シェケル。(レビ27:1?4)  ●女の頭は男(一コリ11:3)

〔ふりがな〕
おい、おんな。おまえらはがっこうにいくひつようなんかない。おとこに従え! かしこまりました、おとこさま こんなきょういくを うけてそだったひとびとが、じょせいをだんせいよりも おとっているとにんしきするのは、あたりまえですね。 それはかれらが あくにんだからでは ありません。 
P.6

さてこの星では、子供たちに次のようにも教えています。
同性愛に関して間違ったことを教えているという絵(イラスト)

〔注〕異星人の同性愛に関する、この情報は全て間違っているものとします。 なおこれは地球人の同性愛とは無関係です。
〔ふりがな〕
さてこのほしでは、こどもたちにつぎのようにもおしえています。 どうせいあいしゃは かみののろわれている。 どうせいあいしゃには ばつを あたえなければいけない
P.7


同性愛者を襲うという絵(イラスト)
こんな教育を受けて育てば、人々の認識が間違うのは当たり前ですね。それは彼らが悪人だからではありません。

〔注〕地球の同性愛の善悪について、一切、主張するものではありません。当然、以下のような教えとは無関係です。
●多苦悩処;多苦悩処(たくのうしょ);仏教にある考え方で、十六小地獄の一つ 男色者が落ちるとされる。 ⇒参考:ウィキペディア

次の聖書の記述とも無関係です。
●男がもし、女と寝るように男と寝るなら、ふたりは忌みきらうべきことをしたのである。彼らは必ず殺さなければならない。(レビ20:13)

〔ふりがな〕
こいつら、どうせいあいだぞ  やっつけろ! こんなきょういくをうけてそだてば、ひとびとのにんしきがまちがうのはあたりまえですね。 それはかれらがあくにんだからではありません。
P.8

さてこの星では、子供たちに次のようにも教えています。
魔女に関して教えているという絵(イラスト)

〔注〕異星人の女性に関する、この情報は全て間違っているものとします。なおこれは地球人の女性とは無関係です。
〔ふりがな〕
さて このほしでは、こどもたち につぎのようにも おしえています。 うらないを したり、れいのうりょくを もつ じょせいは まじょです! まじょをゆるしてはいけません。
P.9

魔女狩りの絵(イラスト)
こんな教育を受けて育てば、人々の認識が間違うのは当たり前ですね。それは彼らが悪人だからではありません。

〔注〕地球の占いや霊との交信の善悪について、一切、主張するものではありません。当然、以下の聖書の記述とも無関係です。
●女呪術師を生かしておいてはならない。(出エジプト記22:18)  ●男か女で、霊媒や口寄せがいるなら、その者は必ず殺されなければならない。 彼らは石で打ち殺されなければならない。彼らの血の責任は彼らにある。(レビ20:27)  ●あなたの中に、自分の息子や娘に火の中を通らせる者、占いに頼る者、 魔術を行なう者、吉凶のきざしを求める者、呪術を行なう者、また、まじないで他の人を縛る者、 霊媒に相談する者、出来事の職業的予告者、死者に問い尋ねる者などがいてはいけない。 すべてこうした事を行なう者は、エホバにとって忌むべきものであり、 これら忌むべき事柄のゆえにあなたの神エホバは彼らをあなたの前から打ち払われるのである。(申命18:10)
〔ふりがな〕
まじょをころせ こんなきょういくをうけてそだてば、ひとびとのにんしきがまちがうのはあたりまえですね。 それはかれらがあくにんだからではありません。
P.10

さてこの星では、子供たちに次のように教えています。
異教徒に関して教えているという絵(イラスト)

〔注〕異星人の信仰に関する、この情報は全て間違っているものとします。 なおこれは地球人の信仰とは無関係です。
〔ふりがな〕
さてこのほしでは、こどもたちにつぎのようにおしえています。 わたしたちがしんじる かみさまと ちがうかみさまをしんじているひとたちは、 あくまです!
P.11

異教徒を殺せという絵(イラスト)
こんな教育を受けて育てば、人々の認識が歪むのは当たり前ですね。 それは彼らが悪人だからではありません。

〔注〕これは別の星の話です。異教徒の善悪について一切主張するものではありません。当然、以下の地球の教えとも無関係です。
●四箇格言。日蓮宗の宗祖日蓮が他の仏教宗派を批判した物で、真言亡国、禅天魔、念仏無間、律国賊の四つをいうとのこと。 ⇒参考;ウィキペディア
●六師外道。 ゴータマ・シッダッタとおよそ同時代のマガダ地方あたりで活躍した6人の思想家たちを、仏教の側から見て異端だと見なし、まとめて指すための呼称とのこと。 ⇒参考;ウィキペディア

また、以下の聖書の教えとも無関係です。
●ただ主ひとりのほかに、ほかの神々にいけにえをささげる者は、聖絶しなければならない。(出エジプト22:20 この引用は新改訳から。新共同訳では、22:19)
●あなたは彼らの神々を拝んではならない。仕えてはならない。また、彼らの風習にならってはならない。これらを徹底的に打ちこわし、その石の柱を粉々に打ち砕かなければならない。(出エジプト23:24)
●それであなた方は、その地の全ての住民をあなた方の前から打ち払い、彼らの石像をすべて打ち壊さなければならない。彼らの鋳物の像をことごとく打ちこわし、彼らの聖なる高きところをすべて滅ぼし尽くすように。(民数33:52)
●同じ母の子である兄弟、息子、娘、愛する妻、あるいは親友に、「あなたも先祖も知らなかった他の神神に従い、これに仕えようではないか」とひそかに誘われても、その神々が近隣諸国の民の神々であっても、地の果てから果てに至る遠い国々の神々であっても、誘惑する者に同調して耳を貸したり、憐れみの目を注いで同情したり、かばったりしてはならない。このような者は必ず殺さねばならない。(申命13:7-10 これは新共同訳より引用。新世界訳では6-9が対応。)
●・・・あなた方の知らなかった神々に付いて行くのであれば、呪いを。(申明11:28)
●その者が行って、他の神々を崇拝し-略-そのような男や女をあなたの門のところに引き出し、その者を石で石打にしなければならない。その者は死ぬのである。(申明17:3-5)
●なぜお願いするかと言えば、人を惑わす者、すなわち、イエス・キリストが人として来られたことを告白しない者が大ぜい世に出て行ったからです。こういう者は惑わす者であり、反キリストです。(ヨハネ第二 7)

〔ふりがな〕
こんなきょういくを うけてそだてば、ひとびとのにんしきが ゆがむのは あたりまえですね。 いきょうとをころせ! それは かれらが あくにんだから ではありません。
P.12

あとがき

 もしあなたがこの絵本に共感されたら、他の方にもご紹介いただきたくお願い致します。

 本絵本は、自由にコピーして下さって結構です(商業出版はじめ金銭的な授受を伴う場合を除きます)。 また下記WEBからは、東郷潤の他の絵本やメッセージをダウンロードすることが出来ます。

 www.j15.org

©Jun Togo 2013
P.13




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