もしかすると、あなたは善悪中毒という心の病について、すでにご存じなのでしょうか。 もしご存知でなくこの結論に達したのだとすれば、失礼ながら現実把握力に秀でた大変にバランスの取れた方であると推察致します。
以下、ご存じ無い方のために簡単に説明させてください。 善悪中毒という言葉は、(筆者が知る限り)筆者が弊著「善悪中毒」を執筆したときに、筆者が作った造語です。 現実を善悪という言葉/イメージで錯覚し(現実逃避し)、その錯覚にあたかも薬物中毒したがごとく囚われて、様々な心の問題を引き起こす心の様相/病を大きく表現した言葉です。
善悪中毒は、様々な心の分裂・葛藤の大元の原因だと考えることが出来ます。 善悪中毒を放置し心の平安を望むことは出来ません。 実際、善悪中毒が深刻化すれば、鬱・自殺・引きこもりなどの原因にもなるのです。 さらに善悪中毒が恐ろしいのは、傷つくのが中毒者本人だけではないことです。 すなわち善悪中毒は、ほとんどすべての人間関係に深刻なダメージを与えます。 家庭内の虐待、学校や職場での苛め、異なる宗教や国や宗教間のテロ・戦争といった悲劇の影には、ほとんどの場合、善悪中毒という心の病気が隠されているでしょう。 また善悪中毒は、麻薬などの薬物性中毒とは異なり、他者への感染力を持っています。 もし親が善悪中毒者ならば、子どもも善悪中毒となる可能性が高いのです。テロ・戦争など暴力がまん延する現在の世界情勢は、善悪中毒の感染拡大と無縁では有りません。 二十一世紀現在、善悪中毒はほとんどのその存在を知られないままに、全世界で猛威を振るっているのです。
しかし善悪中毒は、人々がその中毒発生のメカニズムを知り、その情報を共有することで治癒することが可能です。
善悪中毒の禁断症状と戦い、感染拡大を防ぐことが出来るのです。
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