潜在意識の中に、こんな考え方が刷り込まれてはいないでしょうか? ―「良い子は悪を憎まなければいけない。けれど相手を理解してしまったら、憎めなくなってしまう。だから良い子は悪を理解することはない。 悪を理解できない(=バカである)ことは、良い子であることの証明だ」 もしそうなら、バカ自慢は「私は良い子!」という自慢に他なりません。 これもまた善悪中毒の一症例かな、と考えています。
でもなんでワザワザ憎むんでしょう? 理解を放棄してまで。 |
〔注〕 この先生と黒板の絵は、平和の絵本の中で何度となく登場しているものです。 「善を愛せ 悪を憎め 悪と戦え 善いことをしろ 悪いことをするな」 こうした善悪二分割のメッセージは人類社会の中で数千年にもわたって、延々と繰り返されています。 〔ふりがな〕 でもなんで わざわざ にくむんでしょう? りかいを ほうきしてまで。 ぜんを あいせ あくを にくめ そうしないと よいこに なれないわよ! |