他国へ自分たちの価値観を押し付けるのは、悪を善へと変えるため、それが愛だという錯覚です。
彼らが思いついたのは、他の国の人々の悪を善へと変えることでした。もし悪人を善人へと改心させることができたなら、 …それこそ、愛することではないでしょうか。 それに善人が相手なら、愛することも難しくはありません。彼らは善人が大好きなのです。 |
しかし、相手の国の人々は言うことを聞きません。 親切に善悪を教えてあげているのに、なんていうことでしょう? このままでは、悪を善へと変えられません。それでは、敵を愛すことも出来ません。 |
筆者注 敵からの「愛」(あるいは、愛のようなものの押し付け)を受け取ることは、容易ではありません。その辺りの心理については、 絵本「愛と敵」で描いていますので、ご参照下さい。 |