闇の中をメガネを掛けた人が、一生懸命歩いています。闇の恐怖に怯え、驚くほどの武装をしています。 臆病だからこそ、怯えているからこそ、これほどの武装をしています。 強いから武装するのではなく、怖がっているから武装をする。…そんな心理を描いています。
あるところに、いつも怯えている人がいました。 彼が歩いているのは、真っ暗な闇の中です。怖くて怖くてたまりません。闇から何が飛び出してくるでしょう? |
|
こ、こわいよぉ・・・ |
〔ふりがな〕 あるところに、いつも おびえているひとがいました。 かれがあるいているのは、まっくらなやみのなかです。こわくてこわくて たまりません。やみからなにが とびだしてくるでしょう? こ、こわいよぉ・・・ |