キャプテンが監督の命令でビンタをします。
キャプテンは仲間の頬を1回、ビンタしました。 |
もちろん、怪我をさせるほど強くではありません。気合を入れることが目的ですから。 |
〔注〕 筆者はスポーツ教育における体罰の善悪について、一切、主張するものではない。 しかしながら、読者の中にはビンタの目的がそもそも分からないという方もいらっしゃるかと思うので、絵本中の監督の意図を以下、ご説明したい。 あなたが疲れて眠いとき、誰かにビンタされれば、その衝撃でアドレナリンが血中に放出され眠気がなくなるであろうことはご理解いただけると思う。眠気が無くなれば、集中力も高まるかも知れない。高い集中力は、スポーツ技術の向上にも怪我の防止にも重要だ。 しかしながら一方で、ビンタに関する、こうした「合意」が存在しない社会・人々にとっては、ビンタは不正な攻撃で野蛮な行為だとみなされるかも知れない。 繰り返すが、以上は絵本に登場する監督の考え方であり、筆者は体罰の善悪について、ここで一切主張するものではない。 |
〔ふりがな〕 きゃぷてんは なかまの ほおを いっかい、びんた しました。 かんとく からだよ もちろん、けがを させるほど つよく では ありません。きあいを いれることが もくてきですから。 |