
罰は殺人を生む |
![]() |
東郷 潤 |
〔ふりがな〕 ばつは さつじんを うむ とうごう じゅん |
1/13
〔解説〕罰は殺人を生む
ここまで罰の副作用として、罰が嘘・不信・暴力・絶望・緊張・萎縮・失敗・劣等感・上下関係の固定化・詐欺の原因となる心理を描いてきました。
この絵本で、ついに殺人が加わります。
何度も繰り返しますが、罰の副作用をしつこく描いているのは、「罰することは悪だ」という主張をするためではありません。
善悪などという単純な二分類で、複雑な社会問題を解決することなど不可能です。ではどうするのか。人間の知恵を絞る必要があるのです。
絵本「改めて、罰って何?」は「罰と恐怖の絵本集」の1作品です。