平和の絵本No.52 ;平和の絵本のチャリティご報告

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第 52 号                 2011-5-1 記

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★東日本震災に関わる平和の絵本のチャリティご報告
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こんにちは、東郷です。

平和の絵本のチャリティとして、3月16日より4月末まで、私どもへご寄付い
ただいた金額を東日本震災の義援金として全額寄付致しましたので、ご報告いた
します。

以下の方々より、ご協力を賜りました。誠にありがとうございました!!

福岡県の瀬崎様から、1,200円
沖縄県の仲間様から、10,000円
奈良県の北田様から、2,000円
長壁満子様から、2,000円
式神冷水様から、10,000円
石川安則様から、1,000円
式神冷水様から2回目、4,000円
成田市の二階堂様より、1,200円
式神冷水様から3回目、3,000円

合計34,400円を3回に分けて、義援金として振り込んでおります。
以下、領収書のコピーです。
http://peaceactivity.blog50.fc2.com/blog-entry-1213.html

またこれに伴い絵本「魔法のメガネ」を23冊、旅立たせることが出来ました。

絵本の送付は、寄付された方の手でお送りしたものと、寄付された方からのご依
頼で私どもから直接送付したケースもございました。

今回、私どもで分かっている絵本の寄贈先は、長野県の中学校7校、東京新聞の
田原牧さん、在日米軍基地の小学校2校、大阪の橋本知事、東京都の石原知事と
なります。

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★原発と平和の絵本
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こういうご時勢ですので、読者の方々のストレス解消の願いを込めて、少し原発
のことを書いてみます。

僕は海外にいたこともあり、反原発運動には無縁で原発への知識も限定的なもの
でした。

ですので、ニュートラルな立場で福島原発事故のニュースを見たのですが、まず
驚いたのが、あれほど危険な状態であるにも関わらず「安全だ」「健康に被害は
無い」と立派な学者先生たちが解説していたことです。

わずかなミスをも非難するマスメディアも、原発事故に関しては非難といった姿
勢は見せず、いったい何があるのだろう?と興味を惹かれました。

人間の作るもので、絶対安全ということはむろんありえませんが、原発に関して
は「絶対安全」という神話も出来ていたようです。「ずいぶん無理をしているな
あ」というのが正直な感想でした。

そして僕には、これほどの無理をする底に何があるのか、理解できなかったので
す。福島事故の恐ろしさを見ながら、原発推進の動機への共感が全くわきません
でした。共感ができないということは、つまり理解をしていないということです。

無理する動機として、すぐに思い浮かんだのは利権に絡んだ名誉欲・金銭欲、二
酸化炭素削減、石油枯渇への対応、科学技術の競争、エリートの強迫観念・・・

しかしながら、これほどの無理をする動機付けとしては、不足だと感じました。

そこで、色々ネットをあさっていたのですが、京都大学の小出裕章助教の解説文
を読んで、ようやく納得感を得ることが出来ました。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/nagoya05.pdf
「原発推進は核武装の能力を保つために必要」という説明です。日本には原発推
進の結果、長崎原爆2,000発分のプルトニウムがあるとか。

これほどのリスクを取ってでも、これほどのお金をかけてでも、それでも原発を
推進したい。・・・経済で理解するのは難しいと感じましたが、これを軍事だと
思えば理解できます。

もし本当に原発が核武装の能力を確保するためのものであると仮定すると、それ
は日本の安全保障・日本の独立を守る(あるいは独立させる)ためであると想像
できます(この部分は小出氏とは無関係です)。
いうまでもなく核武装という本音は国内に対しても国外に対しても隠蔽する必要
があります。そう考えると、原子力村のいわゆる「隠蔽体質」や「絶対安全」と
いう神話の成り立ちも理解できます。

もちろん、動機というのは心の中のことですので証明はできませんし、100人
いれば100通りの動機があるでしょう。純粋に二酸化炭素削減を願って原発を
推進されてきた方も大勢いらっしゃるでしょう。

ですから上述の核武装という動機を事実だと主張するものでは全くありませんが、
こう考えることで僕の中には、納得感が生まれました。「なるほど、日本の独立
・安全保障のためか。それじゃ何が何でも原発を推進したいよなあ」とです。

つまり、ここまで考えて初めて、原発推進派の思いに「共感」することが出来た
のです(誤解が無いように申し上げますが、共感するということは、もろ手を挙
げて賛成・支持ということではありません。その人の立場で理解をした、という
ことです。ちなみに僕は快楽殺人者にも─その気になれば─共感できます。ご参
考まで。http://www.j15.org/Picturebook-Eros/index.html)。

さて原発事故。
隠れ核武装論者の目から見れば「第三の敗戦」のようなものかもしれません。
第一の敗戦は先の大戦での敗戦です。欧米列強に軍事にて、日本は戦いを挑み、
敗れました。
第二の敗戦はバブル崩壊、失われた10(20?)年です。日本は経済でも敗れ
たように見えます。
そして原発事故。この事故の終息がどうなるのかまだ見えませんが、もしこれが
結果的に日本の原発推進を難しくし、核武装への能力を失うということになれば、
日本は未来の強力な軍事力を得ようとして、敗れたということになります。
つまり、第三の敗戦です。

国家の中枢には、「日本の独立・安全保障」は、はるかな夢となってしまったと、
嘆いている核武装論者の方もいらっしゃるかもしれません。あるいはそれでも何
としても原発を推進しようと、決意を新たにされているでしょうか。

ここから、平和の絵本の話をします。
平和の絵本を僕が行なっている目的・動機は、世界平和を達成すること、和を地
球へ広めることです。そしてその中には、「日本の独立・安全保障」も当然に含
まれます。(憂国の侍へ http://www.j15.org/yukoku/index.html)

僕は日本が他国の属国だということを望みません。日本(だけではありませんが)
が戦火にさらされることを望みません。

いつか国境の意味がなくなる、・・・そんな夢はさておいて、現段階では「日本
の独立・安全保障」は僕にとっても大切なことです。

世界中の人々の意識を変えることで、和を地球へ広げていくことが出来れば、
それは「日本の独立・安全保障」を守ることにもつながるでしょう。

つまり、核武装論者と平和の絵本の主催者である僕と、「日本の独立・安全保障」
を願っているという点では、思いは一つなのです。
ただ、方法論が「核兵器」と「絵本」と少し違うだけで・・・

さて一方で反(脱)原発の思いです。

現在でも福島第一原発からは放射能が流れ出し、多くの方々が被ばくしています。
事故の終息にはどれほどの時間が掛かるのか。中継装置が落下した「もんじゅ」
や、東海地震が予想される浜岡原発の問題も解決していはいません。このままで
は、日本が滅んでしまうという強い焦燥感をお持ちの方も、いらっしゃるでしょ
う。
その焦燥感/反原発の思いを理解するために、想像力は全く必要はありません。

しかしながら、強すぎるストレスは、体を壊します。
こんな状況で何を気楽なことを、とお叱りを受けるかもしれませんが、こんな状
況であればこそ、原発事故のポジティブな側面をあえて見てみます。(嵐の時こ
そ目を開けて http://www.j15.org/Picturebook-Mind/index.html)

上記で、『方法論が「核兵器」と「絵本」と少し違うだけ』と書きました。
しかしながら、この少しの違いの底には、パラダイムシフト(paradigm;支配的
な認識体系)とも呼べる大きな違い・発想の転換があります。

そして、このとんでもない原発震災には、パラダイムシフトを可能とするパワー
があると思うのです。

この原発震災では、多くの方々が犠牲になっています。これからも犠牲者は増え
続けるでしょう。
この震災は何としても止めなければいけません。放射能の影響も最小限に止める
工夫が大切です。(参考。武田邦彦氏のブログ http://takedanet.com/)そし
てそれでも発生する悲劇は、耐えて受け止めなければなりません。

しかしながら、同時にそれだけでは終わらせず、この震災をパラダイムシフトの
キッカケとしたい。

原子力から自然エネルギーへ。大量消費から足るを知る生活へ。
そして、核兵器(が象徴するもの)から絵本(が象徴するもの)へ、とです(参
考。一輪の花;原爆を滅ぼすもの。http://www.j15.org/Picturebook-Atomicbomb/index.html)

長文失礼致しました。
皆様のストレス軽減へ、わずかでもお役に立てれば幸いです。

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