どれほど誠意をつくしても一方的な譲歩を強いられているのです。それは愛の文化圏の人にとって経験したことがない事態でした。 とうとうの彼の心には、抑え難い怒りが生まれます。 一方で公正の文化圏の人は、愛の文化圏の人の葛藤など想像することも出来ません。遠慮という習慣はありませんし、自己主張はそれぞれの責任です。
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