妄想への固着の心理です。妄想が現実感を増す背景には、妄想への愛が存在するのです。 この妄想への愛着、固着を理解しなければ、妄想が現実感を増していく心理を理解できず、 結果、妄想に取り付かれた異常者の心の癒しも難しいのではないでしょうか。
いいかい、妄想は君の娯楽、妄想は君の癒し、妄想は君の友人、妄想は君の恋人、妄想は君の愛!
その妄想が現実的じゃなかったら、空しいだろう!? 耐えられないよね!?
そもそも君は現実社会の、残酷・冷たさ・暗黒から抜け出したくて、愛しの妄想を作ったんだ。 だけど君の周りの現実は、非情にも君の妄想とは無関係に動く。 どれほど君の妄想が大事なものなのか、「現実の人間」はさっぱり分かってくれない。 それどころか、妄想は妄想に過ぎないって、いつも君に思い知らせようとする。 |