暗闇になれた目は、再び、働き始めます。出口への道も、うっすらと見えてくるでしょう。 現実は、確かに残酷です。辛いことだらけです。妄想の世界ほど、華々しく、素敵なことは、そうそう起きないでしょう。 でも一方で、現実の世界も、それほど捨てたものでもありません。 そこには妄想ではない、本物のぬくもり、光、愛、友情、共感、癒し、潤いが有るのです。
異常者への手紙;次頁