もともと興味の無い仕事です。生き残るために、つまり恐怖に追いかけられて選んだ仕事です。 残るのは拝金主義、出世主義であったとしても、不思議ではないでしょう。
さて彼には仕事自体への興味も夢もありません。でも、出世には熱心で、お金儲けも好きでした。 お金があれば贅沢が出来ますし、高い医療費も払えます。高級スポーツジムにだって入れます。つまり、生き残るチャンスが増えるのです。 |
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そこでチャンスを見つけては、利権を育て、ワイロも積極的に受け取りました。 年々、彼が出世するにつれ、受け取る金額も大きくなっていきました。 |
〔ふりがな〕 さて かれには しごと じたいへの きょうみも ゆめも ありません。でも、しゅっせには ねっしんで、おかねもうけも すきでした。 おかねが あれば ぜいたくが できますし、たかい いりょうひも はらえます。こうきゅう すぽーつ じむにだってはいれます。つまり、いきのこる ちゃんすが ふえるのです。 そこで ちゃんすを みつけては、りけんを そだて、わいろも せっきょくてきに うけとりました。 ねんねん、かれが しゅっせするにつれ、うけとる きんがくも おおきくなっていきました。 |