不況対策として財政支出を拡大し公共事業を行ない、需要を拡大し供給とのバランスを取る、雇用を増やす、といった景気対策の手法は現在でも多くの国で取られています。 しかしながら財政は永遠に拡大できません。財政危機になってしまうからです。 一方で科学技術が発展し人々がそれを望めば生産性はエンドレスで上昇します。この手法で需要を喚起し供給とのバランスを取ることには限界が来ています。
さらに村は、雇用を増やし失業者を減らすために、借金をして公共事業も行ないました。公共事業をしている間は失業者は減るのですが、やめるとまた増えてしまいます。 こうして公共事業の、あまり役立たない建造物と村の借金はドンドンと増えていきました。 |
〔注〕村を国として考えれば、「村の借金」は国債の発行と同じ。 |