多種多様な想像の中には、野蛮人の文明化といった妄想も含まれるかもしれません。 人々が、こうした多様な妄想を作り出す過程は、人々が現実から逃避しようともがく過程でもあります。 これほどの妄想を生み出してまで直面したくない現実(と人々が認識するもの)。 それは人々にとって、直面するには、あまりにも辛く恐ろしいものだったのかもしれません。
人間には無限の想像力があるので、いくらでも想像を作り出すことができますね。 こうして作った想像を駆使して、●自分たちの行為を正当化し●本物の現実を否定するのです。 |
〔参考絵本〕 多種多様な妄想を作り出すという心理は、絵本「愛に飢えて」でも取り上げています。 |
〔ふりがな〕 だって、やばんじんの ぶんめいかに たしょうのぎせいは とうぜん なんだから! だって、このよは じゃくにくきょうしょく。よわいやつは ほろびるうんめい なんだから! にんげんには むげんのそうぞうりょくが あるので、いくらでも そうぞうを つくりだすことができますね。 こうして つくったそうぞうを くしして、●じぶんたちの こういを せいとうかし●ほんものの げんじつを ひていするのです。 |