P.9 善悪の錯覚の仕組み;悪と罪の役割分担;;罰と恐怖の絵本集

善悪の錯覚の仕組みを簡単に書いてみました。詳細は他の絵本をご覧ください。なお、地獄の有無について何らかの主張をしているわけではありませんので念のため。

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次に悪との錯覚生成を比較してみます。 善悪の錯覚の生成には多くの心理トリックが使われますが、その中でも心的条件付け(暗示)と二分類はとても重要な要素です。
悪と罪の錯覚生成の絵(イラスト)
一方でという言葉には、善悪ほど強い二分類の性質はありません。 つまりという言葉には善悪という言葉ほどの錯覚生成力は無いと推測できます。

〔注〕
「善」と「悪」という二つの言葉は、「善悪」という一つの言葉になるほど強く結びついていますが、「有罪」「無罪」は、そこまで強く結びついてはいません。 とはいえこれも、厳密な話ではありません。また「罪は罰するもの」という条件付けは存在するでしょう。 なお善悪の錯覚の生成・維持の過程は複雑なものです。 詳細は本「善悪という怪物」をご参照ください。


〔ふりがな〕
ぜんあくの さっかくの せいせいには おおくの しんりとりっくが つかわれますが、そのなかでも しんてきじょうけんづけ(あんじ)と にぶんるいは とても じゅうような ようそです。
いっぽうで つみということばには、ぜんあくほど つよい にぶんるいのせいしつは ありません。つまり つみということばには ぜんあくということばほどの さっかくせいせいりょくは ないと すいそくできます。

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