特に実害がなければ、妄想の世界に生きている人を放っておくことも出来ますが(いつかは、現実に気づくでしょうから)、 この絵本の例のように、巨大な実害がある場合には、なかなか放っておくことも出来ません。 しかしながら、妄想の世界に生きるのには理由があり(この絵本の場合は、地獄の恐怖から逃げるという)、そういう人に現実の世界へ 戻って来てもらうのは大変に、大変に、難しいのです。
悪夢からの逃走;次頁