現実は常に、「お前が信じているのは妄想だ」と囁きかけます。 妄想を信じることも、信じ続けることも決して容易ではないのです。 妄想の世界に逃避し続けるためには、常に、妄想を新しく作りなおしていく必要があるでしょう。 問題は妄想の中身そのものというよりも、逃避する、という心の癖であり、逃避を必要とする自己不信にあると言えるでしょう。 ちなみに地獄や悪を「妄想」だと仮定するなら、「妄想に怯え別の妄想に逃避」という、何とも情けないことを必死でやっていることとなります。
〔ふりがな〕 このあくにんめ! たとえ さんかくじんは どうぶつじゃなくても やばんじんなはず。おれたちが ぶんめいかしたんだ! やばんじんだという しょうこをさがせ! |