人は妄想を信じることは出来ますが、現実は現実です。現実が妄想に置き換わることはありません。そして現実は常にささやき続けるのです。 「現実は君の妄想とは違うよ」と。 妄想の世界に住む住人にしてみれば、それはあたかも永遠の悪夢に追いかけられているかのように感じるかも知れません。
それでも、三角人が人だという事実は変わりません。人を動物だと錯覚し続けるというのは、決して容易なことでは無いのです。 ・・・でも人を動物だと思えなくなれば、同じ人間を誘拐し、売買し、レイプし、監禁し、拷問し、強制労働をさせ、殺したこととなってしまいます。 |
〔ふりがな〕 それでも、さんかくじんが ひとだというじじつは かわりません。 ひとを どうぶつだと さっかく しつづけるというのは、けっして よういなことでは ないのです。 ・・・でもひとを どうぶつだと おもえなくなれば、おなじにんげんを ゆうかいし、ばいばいし、 れいぷし、かんきんし、ごうもんし、きょうせいろうどうをさせ、ころしたことと なってしまいます。 お、おれたちはどうぶつじゃない・・・ ひえええ~! このままじゃ、おれたちは あくにんに なってしまうよお! |