こうして農場主は眠ることが出来ず気が狂って亡くなりました。 ―そして、30年が過ぎました。亡くなった農場主の孫が、新聞記者になっています。 ダイヤの触角を持つ人々の強大な国は、三角の触覚を持つ人々の小さな国と戦争をしていました。 「俺たちは自由と正義のために、悪を滅ぼさなければいけないんだ!」新聞記者の彼は、連日、新聞に書き立てました。 |
〔ふりがな〕 こうして のうじょうしゅは ねむることができず きがくるって なくなりました。 -そして、30ねんがすぎました。なくなった のうじょうしゅの まごが、しんぶんきしゃに なっています。 だいやの しょっかくをもつ ひとびとの きょうだいな くには、さんかくのしょっかくを もつひとびとの ちいさなくにと せんそうをしていました。 「おれたちは じゆうとせいぎのために、あくを ほろぼさなければいけないんだ!」しんぶんきしゃのかれは、れんじつ、しんぶんに かきたてました。 まるばつ しんぶん さんかくやろうを ころせ! |