脱原発は米国民の復讐への不安の解消として効果的かもしれません。
米国民の不安にこたえるための選択肢です。 |
▼原爆への復讐など夢にも考えていないということを、事実をもって示す。-選択3のBの(5) |
もし原爆作成の手段を自ら封じることが出来れば、それは大変な説得力を持つでしょう。より具体的には次の3つとなるでしょう。 |
▼核兵器の作成につながる施設の全廃(原発廃炉。再処理工場の閉鎖など)。 -選択3のBの(5)のa
▼すでに手持ちしているプルトニウム/濃縮ウランの廃棄。 -選択3のBの(5)のb ▼同時に「日本は永久に核武装をしない」という宣言を行なう。-選択3のBの(5)のc |
核兵器作成の手段を自主的に放棄し、核武装の放棄宣言を行なえば、米国が持っているかも知れない不安―いつか日本に原爆投下の復讐をされるのではないか―を消し去ることができます。 そしてこの選択は、原爆の被害を経験し福島の事故を経験した日本国民にとっては、それほど難しいものではありません。 |
[注] ●プルトニウムより以下引用; 「原子炉級プルトニウムでも核兵器の製造は可能であるが、不安定な原子炉級プルトニウムでは爆発装置の製造が兵器級プルトニウムに比べて困難であり、 兵器としての信頼性にも欠けるため、通常は核兵器に用いられることはない。 だが、原子炉級プルトニウムを高速増殖炉(日本には、常陽ともんじゅがある)に装填して原子炉の運転をすると、 その炉心の周囲にあるブランケットという部分で高純度の兵器級プルトニウムが産出される。」 ●再処理工場より以下引用;「再処理工場を持つという事は、IAEAの保障措置を受けていても、政治的、社会的にその可能性が皆無であっても、実態とは関わらず国際世論から核兵器開発疑惑を持たれる。 そのため日本は、日本国内を含む世界中の急進的な環境保護団体やマスメディアから、新たに核武装する可能性が高い国の上位にあげられている。」 ●「日本国民にとってはそれほど難しい選択ではない」旨を書きましたが、それはあくまでも一般日本国民にとっての話でしょう。 日本にも米国にも日本の原子力産業で利益を得ている方々がいます。真偽は不明ですが、日本の原発の使用済み核燃料が米国の劣化ウラン弾の原料となっているという噂もあります(劣化ウラン弾 日本製などのキーワードで検索ください)。 また次ページで書く、核廃絶の流れを好まない方もいるでしょう。つまり(状況次第ではありますが)政策決定者にとっては、難しい選択なのかもしれません。 |