軍事的な緊張と軍事同盟の必要性には相関関係があります。
同盟国の戦争に巻き込まれたくなければ、軍事同盟を結ぶ先は出来るだけ平和で軍事的な緊張が無い国を選ぶことが重要となります。 しかしながら、もめ事を抱えていない国はそもそも軍事同盟を結ぶ必要性がありません。 もめ事を抱えている国こそが軍事同盟を必要とするのです。 |
平和な国と無理に軍事同盟を結ぼうとすれば、条約の内容は日本にとって不利なものとなるでしょう。もめ事を抱えている国と軍事同盟を結ぶのはより簡単ですが、当然、戦争に巻き込まれる可能性が高まります。いつもテロに狙われている国と軍事同盟を結べば、日本もまたテロのターゲットとなってしまうのです。
他国と軍事同盟を結ぶ場合は、どこまで価値観を共有できるか(経済体制だけではなく、先制攻撃や侵略をするのか、互いの文化を尊重するのか等も有るでしょう)・どこまで信頼できるかも大きな問題となります。 助けてくれるものと信じていて、いざという時に助けてもらえなければ何をやっているのか分かりません。 |