ノウソの人々は、丸人の侵略・世界支配に気づき、次は我が身かと大変に怯えたのです。
ノウソの国は、三角人が何万年も前から住む、とても古い国でした。 他の三角人と同様に、彼らも平和に穏やかに暮らしていたのです。 ただ遠隔地に存在したため、他の三角人たちの国々が征服され支配されて行く様子を遠くから観察することが出来ました。 |
ノウソの国は狭く、資源らしい資源もなく、丸人にとって魅力的ではありませんでした。 そこで「こんなどうでもイイ国の征服は後回し」と思われていたのです。 |
〔ふりがな〕 のうそのくには、さんかくじんが なんまんねんも まえからすむ、とてもふるいくにでした。 ほかのさんかくじんと どうように、かれらも へいわに おだやかに くらしていたのです。 ただえんかくちに そんざいしたため、ほかのさんかくじんたちの くにぐにが せいふくされ しはいされていくようすを とおくから かんさつすることが できました。 あのくにも、あのくにも、あのくにも、みんなまるじんに せめほろぼされてしまった こわい! のうそのくにはせまく、しげんらしい しげんもなく、まるじんにとって みりょくてきではありませんでした。 そこで「こんなどうでもいい くにのせいふくは あとまわし」と おもわれていたのです。 |