ノウソは、名誉ある降伏の道を模索します。 やや脱線しますが「勝ち目がないなら、なぜさっさと無条件降伏をしないのか」と思われる方は、内乱の危険についてお考え頂ければと思います。 全速力で走っている車に急ブレーキをかければ、その車はスピンする危険があります。 総力戦を戦っているノウソが、突然、無条件に降伏すれば、内乱になる危険があるでしょう。その時はノウソ人同士が殺し合うこととなります。
しかし時間が経つにつれ、しだいにノウソ軍は追い詰められて行きました。 個別の戦闘ではどれほど強く勇敢であろうと、何十倍もの戦力差はいかんともしようがありません。 この戦争は、この星の征服者と辺境の小さな国との戦いなのです。 敗色が濃厚となったノウソの国は名誉ある降伏の道を模索しました。 けれど相手になどされません。劣等人種に名誉は最も不要なものです。 |
〔ふりがな〕 しかし じかんがたつにつれ、しだいに のうそぐんは おいつめられて いきました。 こべつのせんとうでは どれほどつよく ゆうかんであろうと、なんじゅうばいものせんりょくさは いかんともしようがありません。 このせんそうは、このほしの せいふくしゃと へんきょうのちいさなくにとの たたかいなのです。 はいしょくが のうこうとなったのうそのくには めいよあるこうふくのみちを もさくしました。 けれどあいてになど されません。れっとうじんしゅに めいよは もっともふようなものです。 のうそから こうふくこうしょうの もうしいれです こうしょうだと!? さるが なまいきなんだよ |