丸人を真似する;山は見えない;;差別に関する絵本集 P.23

ノウソの人々は、劣等人種ではないと証明し、自分たちの国を守るために、 必死になって丸人の文明を取り入れ、彼らの全てを学んだのです。もちろん、そこにも問題がありました。

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 ・努力2:丸人の文化・科学等を学び、社会システムの全てを、丸人の国に似せて作りかえること
彼らの文化、芸術、科学技術等をマスターし、社会システムまでコピーすれば、強国になるだけではなく、 野蛮人だと思われなくなると思ったのです。 ノウソ人は現実的で、とても柔軟な考え方を持っていました。 しかし、ここにも問題はありました。誰かの知識を学ぶということは、その人の間違いも含めて学ぶということです。 丸人の知識をあまりにも急いでマスターしようと試みたため、図らずも丸人の持つ偏見/間違った知識を取り入れ、 また、自分達の優れた知識・伝統はないがしろにするということもあったのです。
間違いを学ぶ人々の絵(イラスト)

〔注〕
土人という言葉は、現在、差別用語として扱われているようです。 参照;ウィキペディア
〔ふりがな〕
どりょく2:まるじんのぶんか・かがくなどをまなび、しゃかいしすてむのすべてを、まるじんのくにににせてつくりかえること
かれらのぶんか、げいじゅつ、かがくぎじゅつなどを ますたーし、しゃかいしすてむまで こぴーすれば、きょうこくになるだけではなく、やばんじんだと おもわれなくなるとおもったのです。のうそじんは げんじつてきで、とてもじゅうなんな かんがえかたをもっていました。しかし、ここにも もんだいはありました。だれかのちしきをまなぶということは、そのひとのまちがいも ふくめて まなぶということです。まるじんのちしきを あまりにも いそいでますたーしようと こころみたため、はからずも まるじんのもつへんけん/まちがったちしきを とりいれ、また、じぶんたちのすぐれたちしき・でんとうは ないがしろにするということもあったのです。
この ひとたちは、どじんという れっとうじんしゅです りせいがないので、むちでしつけなければ いけません ふーん、そうなんだあ

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