ノウソの人々は、劣等人種ではないと証明し、自分たちの国を守るために、 必死になって丸人の文明を取り入れ、彼らの全てを学んだのです。もちろん、そこにも問題がありました。
・努力2:丸人の文化・科学等を学び、社会システムの全てを、丸人の国に似せて作りかえること |
彼らの文化、芸術、科学技術等をマスターし、社会システムまでコピーすれば、強国になるだけではなく、 野蛮人だと思われなくなると思ったのです。 ノウソ人は現実的で、とても柔軟な考え方を持っていました。 しかし、ここにも問題はありました。誰かの知識を学ぶということは、その人の間違いも含めて学ぶということです。 丸人の知識をあまりにも急いでマスターしようと試みたため、図らずも丸人の持つ偏見/間違った知識を取り入れ、 また、自分達の優れた知識・伝統はないがしろにするということもあったのです。 |
|
〔注〕 土人という言葉は、現在、差別用語として扱われているようです。 参照;ウィキペディア |
〔ふりがな〕 どりょく2:まるじんのぶんか・かがくなどをまなび、しゃかいしすてむのすべてを、まるじんのくにににせてつくりかえること かれらのぶんか、げいじゅつ、かがくぎじゅつなどを ますたーし、しゃかいしすてむまで こぴーすれば、きょうこくになるだけではなく、やばんじんだと おもわれなくなるとおもったのです。のうそじんは げんじつてきで、とてもじゅうなんな かんがえかたをもっていました。しかし、ここにも もんだいはありました。だれかのちしきをまなぶということは、そのひとのまちがいも ふくめて まなぶということです。まるじんのちしきを あまりにも いそいでますたーしようと こころみたため、はからずも まるじんのもつへんけん/まちがったちしきを とりいれ、また、じぶんたちのすぐれたちしき・でんとうは ないがしろにするということもあったのです。 この ひとたちは、どじんという れっとうじんしゅです りせいがないので、むちでしつけなければ いけません ふーん、そうなんだあ |