さらに丸人たちは、自分たちの妄想の世界を守るために、ノウソに奇妙な屈折を強制しました。 それは彼らの病的な心の世界の投影だとも言えるでしょう。
そして丸人の大切な妄想を壊しそうなノウソの政治家や言論人が出現した時には、実際、すぐに潰したのです。
実は丸人は言論の自由だけではなく、民主主義も旗印として掲げており、 意見を異にするノウソの政治家や言論人を潰すということは自己矛盾なのですが、全くそれどころではありません。 |
こうして、「丸人は正義の味方。ノウソは悪」という妄想を強化するために、あらゆる方法を使って、 徹底的なノウソへのコントロールが行われました。その結果、ノウソは、次のような屈折を強いられました。 |
●「ノウソは悪で、丸人は正義の味方」とノウソは認めなければならない。そして、それはあたかもノウソが自由意思で判断したように見えなければならない(そうでなければ、丸人は自分自身を騙せず妄想を守れない)。 |
〔ふりがな〕 そして まるじんの たいせつな もうそうを こわしそうな のうそのせいじかや げんろんじんが しゅつげんしたときには、じっさい、すぐにつぶしたのです。 じつは まるじんは げんろんのじゆうだけではなく、みんしゅしゅぎも はたじるしとして かかげており、いけんをことにする のうそのせいじかや げんろんじんをつぶすということは じこむじゅんなのですが、まったく それどころではありません。 (じゆう) (みんしゅしゅぎ) こうして、「まるじんは せいぎのみかた。のうそはあく」という もうそうを きょうかするために、あらゆる ほうほうをつかって、てっていてきな のうそへのこんとろーるが おこなわれました。そのけっか、のうそは、つぎのような くっせつを しいられました。 ●「のうそはあくで、まるじんは せいぎのみかた」と のうそは みとめなければならない。そして、それはあたかも のうそが じゆういしで はんだんしたようにみえなければならない(そうでなければ、まるじんは じぶんじしんをだませず もうそうをまもれない)。 |